健口システム
KEN-KOH System
たかさき歯科医院では、口腔疾患の予防法を
KEN-KOHシステムと名付け実践します。
KEN-KOH(Keep Everyday Nice & Keep Oral Health)System
<健口システム>は
1.PMTC<Professional Mechanical Tooth Cleaning>
2.3D-System<Dental Drug Delivery System>
と呼ばれる、今現在歯科診療で行われている
システムを中心に行います。
当医院では以前から、治療終了後、
6ヶ月から1年毎に、治療後のチェックを
患者の皆様にお勧めして来ましたが、
このシステムはより積極的なものです。
皆様方1人1人が、
お口の健康を得るために、たかさき歯科医院は、
お手伝いをさせていただきたいと考えています。
最近、やっと歯科診療においても予防という言葉が
使われ初めて来ました。
現状では、せっかく虫歯の治療や歯周病の治療を行い、
ある程度の健康な状態まで戻ったとしても、また数年も経たずに、
再発や悪化の道をたどってしまうケースが絶えません。
口腔の2大疾患である、虫歯・歯周病が細菌の感染によって
引き起こされているという事実が判ってきています。
しかし、保険では、具体的な予防診療に対する手段は
何も考えれてはおりません。
虫歯を削って詰めたり、冠をかぶせたり、歯石を取ったり、
型どおりのブラッシング指導をしたり、...だけでは、
また繰り返しが続く事はさけられません。
虫歯を治療すると言いますが、皆さんは、虫歯に罹った歯が
本当に元通りに治る事が有ると思いますか?
風邪を引いたら、薬を飲んだり、ゆっくり休養をとれば、
また元気な体に戻りますし手を切ったり、骨を折ったり、
アキレス腱を切ったりといった怪我でも、ほとんど、
前と同じ組織が再生されることはご存じだと思います。
でも歯牙は違うのです。
ミクロ的に見ると歯の再石灰化ということもおこりますが、
食べ物が挟まったり、歯痛を起こす状態まで進んだ、虫歯の穴を
元通りに回復するような再石灰化はあり得ません。
私たち歯科医師が、虫歯の穴を埋めたり、冠をかぶせたり、
入れ歯を入れたりする治療はあくまでも、
代用物により修復するか、補綴するだけなのです。
人は食事を続ける限り、消化を助ける役目を持った、善玉菌の様な
口腔内の細菌と共存して行くと同時に、歯周病や虫歯の原因菌が
蔓延る可能性を秘めた口腔環境を受け入れなければなりません。
近い将来、遺伝子治療が進み、
歯牙1本の再生が可能になる時代がくるかもしれません。
そうなると、現在盛んに行われている、人工歯根のインプラント
という治療に代わる治療法が出てくるでしょう。
ですが、病原性の細菌に罹患しないようにする、予防療法
を行うことは今後も暫くの間は必要であると思います。
免疫療法のような治療が進み、薬で、歯周病や虫歯に罹患
しないような口腔内環境が得られるような時代も
くるかもしれませんが.....
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